ボラケアの三大特長
ホウ酸塩を主成分とするボラケアはアメリカ全州において認可されている、安全性と耐久性に優れた木材の保存剤で脱農薬系防腐防蟻剤です。
アメリカでは既に100万戸を超えた施工実績ですがシロアリ被害は0件です。
米国の保険会社からも土壌駆除やベイト工法よりも問い合わせの少ない商品であるとのコメントが寄せられています。
① Non Toxic & Non VOC ……安全・安心
アメリカでは「Green」=グリーンという表現がブームになっています。
環境への配慮そして健康に対する配慮の理由からです。
農薬系薬剤が中心だった木材保存剤はすっかり姿を消し、脱農薬系=「Non Toxic」が必須条件になってきました。
そのような社会全体の流れの中で注目を浴び2006年に数々の賞を受賞したのがナイサス社のボラケアです。
そして世界中から建築業者が訪れる全米住宅協会の権威ある「Green approved Product」になりました。(下、認定書参照)
ボラケアにはVOCがなく室内の全木材に塗布も可能です。
また、大量摂取が危険なのは塩でも砂糖でも同じですが、ボラケアの毒性は食塩以下で、さらにホウ酸塩単体の2.5倍の安全性です。
② 高耐久 …………………………安定した自然の鉱物
ホウ素は元素で自然界においてはホウ酸塩の形で安定して存在します。
水に濡れても成分は変わらず、火に燃えても有毒ガスを発生しません。
木材に処理したのちに、長期間の漏水・水没がない限り防腐防蟻効果は半永久に維持します。(オーストラリアでは62年間効果を維持している実例があります)
再施工が必要ないのでお客様の負担軽減や大型木造建築の強度維持として最適です。
③ 業界最高の40%高濃度ホウ酸塩
高濃度ホウ酸塩のボラケアは木材だけでなくコンクリートに対しても処理可能です。
写真(左:未処理コンクリート、右:ボラケア処理コンクリート)
上写真はルイジアナ大学での基礎コンクリート防蟻処理の実験です。
コンクリート上部に餌木を置き、下にシロアリを置いた場合、未処理コンクリートは蟻道を作り上部の餌木に達しました。ボラケア処理したコンクリートは蟻道を作り始めましたが、餌木に到達する前に死滅しました。
このコンクリート表面のバリアー効果は通常のホウ酸塩水溶液では実現しません。
野外実験
ハワイ大学
各写真の左端は未処理木材。右側2本はボラケア処理木材ですが、シロアリ被害はなく健在。
ミシシッピー州の公的機関USDA
12年間の野外試験。左が未処理、右がボラケア処理材。長期間効果が持続することが証明されています。
ルイジアナ大学
基礎コンクリート防蟻処理実験。左端のみ未処理、右5本がボラケア処理コンクリート。ボラケア処理コンクリートには餌木まで到達する蟻道が見られません。
資料提供
Nisus Corporation
Dr.Jeff Lloyd
資料翻訳
AFM JAPAN株式会社
AMETEC事業部 山下典子